三回目のホームページミーティング、12~13日横浜で。
2018年11月にキックオフ、メタル便グループ9社にも報告しつつ3か月経過し内容やシステムはほぼ煮詰まり、今後はデザインをメインに詰めていく。12日は横浜の歴史あるホテルのカフェに4時間陣取り、出来上がってきたサイトを見ながら細部のチェック。それとお客様からのお問合せからご返信へのフローも検証しシュミレーション。夕方はお決まりの横浜中華街で宴会。
3月の完成が待ち遠しい。
2019年スタート・ダッシュ・ミーティング
午前中は2018年大きく変化のあった九州・中国四国・関東の3拠点の発表があった。また前泊して関西と北陸の状況も事前に聞いていたので、各拠点の状況を総括すると2018年は前年比で120~130%と前年を大きく上回っている。それだけ2018年は宅配・路線会社の長尺貨物の荷扱い拒否が厳しくなったと言うことを意味している。増加分に対し各拠点も車両や置場のキャパの問題もあるのでその増加分を各社が吸収するには相当の工夫や努力があったことが容易に想像できる。今回はメタル便グループ9社に加え、各地のパートナー企業が5社参加している。昨年も何とかお客様の要望をクリアーできたのもこのパートナー企業が大きく貢献してくれた。
そんな環境下でも各拠点の発表で嬉しかったのは、現在のサービスに甘んずることなく、お客様の利便性を高めるべく納期短縮に向け前向きな提案が続いた。具体的には
1)幹線便の増便
2)当日便の検討
3)中継地での夜間作業
2019年の新たなチャレンジを打ち出してくれていた。
今回の大きな議題の一つは、昨年11月から取り掛かったメタル便ホームページの大幅リニューアルの全体への説明である。ここで承認を受ければ、2月下旬から遅くとも3月上旬には完成版が登場となる。メタル便のホームページを訪れる内の95%は長尺物の地方発送に困っている顧客であり、その問題に解決できるサービスをわかりやすく説明することを主目的とした。それとスマートフォンでも見やすいレイアウトに取り組んでいる。
2019年メタル便グループのスタート・ダッシュ・ミーティングが1月12~13日東京で開催された。今年は全国から14企業50名の参加で過去最大規模の参加となった。12日は懇親会が中心で立食パーティと余興ゲームで盛り上がった。グループ戦のゲームだが静岡の鈴木社長が盛り立て役も強烈で、また参加者も各社の幹部とあってノリが良く、いつの間に出題者を囲んで大きな一つの輪になっていた。
午前中は早く東京入りしたメンバーの薦めで新豊洲のチームラボを体感、東京に住んでいながらなかなか行くチャンスがなかったが予想以上にチームラボの作り出す異空間は楽しかった。でも男同士はちょっと残念かも。
メタル便には共通の制服はなく各社でメタル便のロゴを取り入れて自由に作成している。
そんな中にあって、メタル便幹部が毎年1月に集まり会議する恒例のスタートダッシュミーティング(SDM)向けに作成されるイベントジャンパーが多くの会社で制服に近い位置つけで着用されている。SDMで一体感を出すために、5年前から毎年作成してきたが、デザインのクオリティが徐々に高まり、SDMに参加してないメンバーに対しも配布し各社の制服の一つとして採用されるケースが増えてきた。NMLはニューメタルラインの略で我々9社の通称である。浦安では、5年前の初回から社員是全員に配布しており、毎年新しいデザインのを配布し続けている。そのアイデアの仕掛人が写真の吉田氏(上)とデザイナーの宗倉氏(下)である。特に背中のデザインは毎回ガラッと変えていく。一枚のジャンパーのデザインの為に毎回相当な議論が交わされ、毎回15~20パターンのデザインが候補としてたたき台に上がる。2019年の背中を飾ったデザインコンセプトはクイーンである。宗倉氏が映画ボヘミアンラブソディを観て厚く感動して、そのイメージから離れることが出来なかった。
ジャンパー代1000円 4ヶ所のプリント500円×4 そして版代とデザイン料、通常なら4000円を上回ってしまう内容だが、大阪商人の吉田氏の腕の見せ所で、発注枚数も250枚を超え今回は2500円ぽっきりの上代に抑えてくれた。
遊び心満載のジャンパーだが、黒字に大胆な白のデザイン、これが実にカッコ良く、私は新幹線の出張などでも気おくれすることなく堂々と着て乗車する。
メタル便ホームページのリニューアルの打合せ、釜山の海雲台(ヘウンデ)ビーチにて2泊3日で行う。関東/関西/北陸から集まるので、国内で実施するより釜山の方が交通費/宿泊代/食事代を計算と安くなる。国内は新幹線の高額な運賃がネックだ。ホームページは今まで何度か作ってきたが、関係者が集中的に集まり議論すると驚くほど期間を短縮できる。今回はメタル便のデザイン部門を担当する宗倉さんと、システムの大須賀さんとメタル便の吉田と梶の4名で当事者がガチでぶつかり合う。
HPの内容を協議する前に、将来あるべきメタル便の姿をじっくり話しあう。一日目は話がどんどん広がり、夕食のアルコールも手伝って具体性もかけ収集できない状況で終わった。時間を割いて海外で集まっているプレッシャーもあり二日目は重苦しい状況でスタートしたが、海雲台ビーチの解放感も手伝い、午前中に豊富なアイデアで一挙にホームーページの議論が進んだ。まさに奇跡。
3日目は帰国日も空港のレストランで搭乗時間ギリギリまで、3日間のまとめと次回迄やるべきことの役割分担を決めていく。帰路の機内ではさすがにぐったりして放心状態だったが、横の席の大須賀さんはパソコンに向かい3日間のまとめを行っており帰宅した時にはそのまとめがメールで送られていた。
全国のメタル便グループ、第一回の配車勉強会が浦安でおこなわれた。同じ仕事、同じような仕事をしていても各社の配車のやり方はそれぞれ。受注→配車の流れを、パソコンか、用紙か、ホワイトボードで管理それぞれの会社の方法がある。他社のやり方を共有し学びあうだけでも視野が広がる。複数の人が受注しても最終的にはすべての情報が一人の配車係に集中する。アメフトで表現するとクウォーターバックの様な存在。それだけ大切のポジションなので平日会社を空けるのはなかなか難しいが、あえて今回は集まった。10月下旬からは年末までは繁忙期をむかえるのでタイミング的にはこの時期しかない。
今回の配車勉強会は各社の社長の指示ではなく、各拠点の配車係が声を掛け合って自主的に集まった。関西の吉田社長は浦安に集まることすら知らず、後日知った聞く。開催地の浦安でも、私は数日前に集りを知った。メタル便の提携は社長同士が意気投合して、会社の強みを提携でより生かせると判断してスタートしたが、ここにきて実務レベルまでその様な想いが通じた、感無量でもある。日中の会議も重要だか、夜の懇親会もそれ以上に重要だ。お互いの人間性を理解しあえば、おのずと来週からの仕事の流れがスムーズになる。
通信業界から派生した言葉で「ラストワンマイル」が物流業界でも使われる様になった。届け先の最後の1マイルの配送網を構築したら業界で有利に立てる、宅配・路線会社の優劣を考えた時目安になる物差しだ。
メタル便も長尺物・重量物・異形状貨物、言い換えると平ボディ車による配送網の「ラストワンマイル」の地位を全国9社がタッグを組んで確立しようとしている。宅配・路線会社の比べ全国の支店や営業所等の配送拠点は二桁は少ない中、我々は150kmの半径の配送網にこだわる。一拠点からの配送が150㎞を超えると極端に配送効率が落ちる。右の図は半径150kmのマルでメタル便が何処まで集荷・配送ネットワークをもっているかを表現している。細長い日本、意外と上手に拠点作りが進んでいる。
昨年夏以降路線会社が長尺物を運ばなくなってホームページからの問合せ件数が増えてきた。ほとんどは長距離輸送に対するお問合せ。でも3月1日は特に新規のお客様の問合せ件数が多い一日だった。お客様がメタル便9拠点のどこかをクリックするとそのエリア担当者にメールが飛ぶ仕組みになっており、全てのメールは私のスマートホンにも飛ばしておりメールが入ると毎回音がなる。頻繁に音がして気になったので今日一日のメールを8件まで数えた時、また一件メールが入り9件になった。ほとんどのメールは内容がかなり具体的に記載されており、商売の形態・積み地・降し地・商品説明とサイズと重量・輸送頻度なと、配送希望日まで記載されていてそのまま発注書に転用できるくらい。恐縮する。その他電話も多数入り、3月の繁忙期に入り路線各社がより厳しく長尺物を断っていると推察される。
ホームページを立ち上げたのは2002年からでどのサイトに問合せ欄があるのでマネして作った。こんなに活躍するとは夢にも思わなかった。お見積りを頂くとメタル便グループ内で営業マンの対応メールや電話が飛び交う。基本的にはお客様の積み地に近い拠点が対応するが、連携しての仕事も多いから。メールの中にお客様にどんな返答をしたかのメールの本文もついてくる。誠意ある応対か、お客様の立場に立っていくつかのプランを提示したが。グループ全体が関心をもって見守っている。
朝方春の嵐か、滝の様な強烈な雨だった。 浦安/梶
友人からもらった路線会社の写真。
一枚目の写真は省力化された配送センターの内部で、商品がラインから流れてきて、右側の出入に配達のトラックが後ろ付けされ、トラックに商品積み込まれる。ラインがぎっしりうめつくされた倉庫には、長尺物を流せる専用ラインもなく、長尺物を荷捌きできるスペースもなくフォークリフトもない。
二枚目の写真は配送センターの外部から写したもので、トラックがぎっしり並べられ、方面別に荷物が積み込まれる。この路線会社には荷台横から荷降ろしできるスペースは全く存在しない。その為ウイング車は無用で、後方だけが開く箱車が標準車両となる。そうなると荷台の後方から荷降ろしできる横幅の2m迄の商品が限界となる。
お客様が「以前は2m以上のモノも運んでくれたのに」と言っても後戻りはできない。料金の問題でもない。
メタル便東海株主総会の前日から名古屋入り、関係者の東名阪と静岡が集まり食事会を兼ねたミーティング。関西の吉田社長より、増え続ける小口オーダー(緊急事態)に対して我々メタル便がどの様な方針で対応していくか、ビール→日本酒→焼酎とアルコアールが進む中めげずに、現状分析をベースに坦々と説明が続いた。
吉田社長が最近購入したミニプロジェクターを持込み居酒屋の柄入りの壁にパワーポイントを次々写し出していく。映し出される映像だが壁の柄で文字が見えないので画用紙やテーブルマットを壁にかざす。凝視しなければ読み取れない壁紙だが、その分集中力も高まり一つ一つの説明が腑に落ちていく。無駄に会い無駄に飲む、この様な場から大切な事に気づき、重大な決断をしてきたメタル便グループ。
この宴席でのプレゼンに「吉田さんすごいね。良くできているね・・・このプロジェクターは」と力作のプレゼンを称えることなく、手のひらサイズのプロジェクターに感心していた静岡の鈴木社長。私自身この様な席が大好きで、仲間との愉快な時間をもて小さな幸せを感じるひと時だ。(梶記)