共同配送は物流コストを削減するのにとても効果的、だが実はそこに大きな落とし穴がある。仮にA社+B社の物流をあわせメリットだせても、何かの都合でB社の物流が止まった時点から悲劇が始まる。A社に交渉しても運賃改定は通らない「急に言われてもこ現行運賃でお客様に説明してあるので・・・。」と言った具合で、低価格の運賃だけが残る。こんな例は結構多い。お客様の物流はどんどん変化していく。A社+B社+C社+D社+E社・・・位の状況でないとなかなか安定はしない。共同配送の難しさはこんな所にもある。 カジ
吉川さんは英語が堪能なので、物流に関する海外の情報をインターネットから検索し翻訳してもらうことがある。先日はこんなのが有りますと言って、「成功するクロスドッキング」という小論文をアメリカのサイトから探してきた。とても論理的な吉川さんが、浦安新事業所がオープン数日してから「社長、クロスドッキングが理解できた気がします。クロスドッキングって、要はトラックがいっぱい出入りすることなんですね」と言われた。確信をついている。 教訓1、成功させるにはトラックを、いっぱい出入りさせること。
初出勤の新人ドライバーに、朝一言アドバイスする。 「知っていると思うけど、鉄と戦ってはダメ。鉄鋼は重く硬い、積込中に荷崩れしそうになったら荷崩れを防ごうと思わず、自分の安全を第一に考えること。普段から体の逃げ場は確保して作業すること。商品の代替はあるが、傷ついた体は元には戻らない」 「吊ってあるワイヤーはいつか必ず切れる。締めてあるバンドルも吊り上げたら飛び跳ねてくることもある。信用しないこと」。実は27年前に父の経営する梶哲商店に入社した時、一番最初に父より注意を受けた言葉だ。 カジ
メタル便の成り立ちについて、日経BP社が取材に来られる。メタル便のビジネスを始めるきっかけや、梶・吉田・渡辺の3名の出会いについて細かい質問をいただく。取材を受けながら、自分自身の中で整理もつき、メタル便のビジネススピードや様々な出会いに改めて驚く。プロカメラマンによる3名並んでの写真撮影、シャッター音とカメラマンのプロのリップサービスも心地よい。取材の記事は日経ベンチャーの4月号に4ページで掲載されると言う。 カジ
吉田・古賀・小倉の4名で浦安「おたふく」にて、夕方からメタル便恒例の居酒屋会議。議題は、
①日鉄物流社のラック便
②東京⇔名古屋⇔大阪間の小口定期便
③ドライバー募集と採用後のモチベーション
④S社の物流効率化と共配 議題も多岐に渡る。
五時間に及ぶ会議、終了は翌日の0時半だった。 カジ
運転手は、昼時間近くなると焦りはじめる。何とか12時数分前に積降しができると、すいている昼時間を利用して次の目的地に移動できるからだ。会社によっては11時45分位でも昼休み後にまわされる場合もある。 メタル便事業所では、そんな悠長なこと言ってられない。配達の車には1分でも早く積んで出ていって欲しいし、貴重な昼時間を利用して持込んで来られたお客様は待っていただく訳にはいかない。メタル便配達の運転手も弁当も食べる時間もなく関東平野を走り回っている。結局昼休みが無くなるのが日常化しているようだ。 カジ
平日は通常作業に追われ新事業所の環境をなかなか整備できない。待ちに待った土曜日、今日は屋外ラックの組み立てを行う。一時保管の商品を少しでも効率的に預かれる様にと重量ラックを組み上げていく。部材もスぺースに応じて数種類あり、レゴブロックの様に体と頭を使うので楽しい作業だ。6名で一気に組上げていくが、作業をしながらも笑い声が絶えない。
業時からメタル便の良きアドバイサーである小池さんにメタル便新事業所を見てもらう。小池さんと土地の購入を含め今回の事業所が決まる以前に、浦安市内の豊受神社と清瀧神社をお参りしたことがある。浦安在住の先祖が多く奉られている隣接の墓地へも回り、良い出会いが有りますようにとご先祖にご挨拶したことを思い出す。午後には大阪から阪井さんもお祝いにいらしていただく。 カジ
新事業所に移転して置き場も事務所もまだ落ち着きのない状態だが、金森さんと中島さんに昼に来ていただき、新しくなった事業所を一番に見ていただくことにする。両氏ともとっても喜んでいただく。メタル便にとって一番の理解者でいただける両氏、改めて感謝する。
引越一日目、電話回線の移設工事の為、本日午後の受注はストップさせてもらう。移転の案内状を年始に到着するようにしたので、電話不通によるあまり大きな混乱はなかったのでホットする。取り急ぎ新事務所で使う伝票や配車表などを関係を一番に移動させ、電話開通後の問合せに備える。