9月23・24日研修後の吉田さんからのメールを無断でアップする。以下本文・・・
梶さん、渡辺さん、古賀君へ(合宿のご報告)
今回の合宿を時間を掛けじっくりやりました。
誰一人居眠りすることなく、真剣な眼差しで望んでくれました。
技術や経験は一日でレベルアップすることは無理ですが 「意識」は一日あれば少しだけですが変えれることに気付きました。
思ったとおりに行かなかった部分も沢山ありましたが、思った以上のことを得られた部分も沢山ありました。
合宿終了後 参加者全員に短い感想文を書かせました。その中で多くのものが「今日のような集まりを 定期的にやって欲しい」と書いていました。「ヤル気が出てきた」という言葉も数多くありました。
研修中も意外な良い意見が出ていました。スタッフは物事を常に真剣に考えていて それを常に聞いてもらいたがっていてる。
出来ればこの合宿を年に2回はやりたいと考えております。
皆さんの会社のスタッフと合同で出来たら もっと素晴らしいことになると思います。是非 ご検討頂きたく思います。 吉田
大浜さんと小池さんとの話の中で
・・・どの業界でもに、強い企業はより強くなり、弱い企業はより弱くなるという二極化が進んでいる。大手はナンバー1・2の企業しか生き残れずシェア争いに必死なり下位の顧客を奪いにくる ⇒ 下位グループは売上が減少し、オンリーワンを目指すしか生き残れない ⇒ そんな環境の中役に立つのは「知識」ではなく「知恵」 ⇒ 知恵を生むには、企業の枠を超えたスペシャルチームい作りが重要。
大浜さんは新東通信という広告代理店の役員だが会社の枠を超えて、メイシスという地域ナンバー1広告代理店ネットワークのスキームを作り、正に上記のことを実践されている。メイシスとメタル便とは通じるものがある。でも大きな違いはメタル便のベースとなる各社は、地域ナンバーワン企業とは遥かに遠い規模であることだ。
新東通信社にはメタル便東海の設立時の説明会に、素敵なホールをご好意で利用させていただき大変お世話になっている。
ロングテール】売上のグラフを、縦軸を売上、横軸を企業順に並べると、売上額が少ない企業「が恐竜の尻尾(tail)のように長く伸びる。このグラフの形状から因んでロングテールという。
浦安メタル便の5~8月の平均売上を売上額の多い順に並べる(右のグラフの黒い線)、比較の為総合トラック(緑線)もグラフにプロットする。メタル便の160社~250社まではグラフからはずしてある。メタル便がより恐竜の尻尾が細く長いことが理解できる。今後は尻尾の部分をいかに大切に太くしていくかだ。
大阪メタル便を習い、月次の売上一覧表に前年同月と前月を対比させ顧客の個別の分析している。8月は好調と聞いていたが昨年8月に比べて売上が50%アップしており、数字だけ捉えると驚異的な伸びだ。理由は明らかで長距離とスポットチャーターが増えたからだ。マクドナルドに例えると、今まで来店客にハンバーグだけ買ってもらっていたが、ついでにポテトとコーラを進めて、売上が伸びたと言った感じ。
メタル便はお客様とのお取引件数が多いが小口なので各社への売上額は小額、そこに長距離分が加わると一挙に売上は上がっていく。でもこの長距離とスポットチャーターは他社も提供している。何故メタル便なんだろう。早々の調査が必要だ。 カジ
伊勢志摩から、メタル便東海へ。12時集合、午後の打合せで思考が鈍くなる事を恐れ昼食は抜きとする。渡辺・細川・吉田・梶の4名で、この3日間の各論も踏まえ、第5期事業計画策定の総まとめ。(進行は次の通り)
①この一年の振返り
顧客・売上・人員・問題点・行動・外部環境
②直近の配車効率の分析
③これからの一年間に予想されること
④メタル便東海は、何を強みとし、優先的に行動していくか。
後半、三悦の樋田社長も加わり東海地区の採用状況なども話題になる。午後5時終了。長かったが充実した3日間だった。 カジ
ノボテル甲子園で朝食をとりながら、昨日の打合せの振返りと各種経営資料の内容確認。渡辺氏と一度ここで別れ、吉田氏と神戸で用事を済ませ伊勢志摩へ。車中で、直近で起きた出来事を事例にしながら増益の手段や物流会社のブランディングに等の意見交換。明日の事業計画策定に向けて、思考範囲を広めておく。吉田氏と伊勢志摩に宿泊。
今日から二泊三日でメタル便東海の来期計画作りの為、大阪・名古屋の合宿。午前11時より午後4時まで、大栄の事務所で「輸送品質」について,大栄での実運営も参考にしながら,辻井・一瀬・木村・吉田・渡辺・梶の6名で意見交換。夕方、渡辺・吉田・梶の3名は松下シティアスの松下社長と阪神VS巨人戦の観戦。観戦後芦屋の居酒屋で引き継づき「輸送合理化」の意見交換、深夜まで議論が尽きない。
異なる文化の物流会社5社がメタル便の実務運営に携わる。その中で共通の価値観・共通の言語はとっても重要。最近吉田氏がアメリカに旅行した際、「チーズ・ケーキ・ファクトリー」と言うレストランを利用した。全米に数店舗あり人気の店。人気の秘密は、料理ではなくウエイターの様だ。それぞれのテーブルには担当が決まり、そのウエイターがお客様を洒落た会話と洗練されたパフォーマンスで満足させる。吉田氏のテーブルを担当したのがMr.ブライアンだった。関西弁をを得意とする吉田氏は、残念ながらブライアンの使う英語は理解できない。その状況でも、ブライアンは本日のこのテーブルの担当がブライアンであることを伝えようと必死だったと言う。ジョンでもローザでもなく、「I am a ブライアン」と。ブライアンが担当の各テーブルは、彼が行くと大爆笑となる。
メタル便グループは大企業ではない。我々が目指すところは「ブライアン」作りではないかと、吉田氏は主張する。「主役はドライバー」 「主役はブライアン」。その為の誇りを持って働ける職場作り。同感である。
メタル便に又一つブライアンと言う共通語が誕生した。 カジ
「酒類販売が本日より自由化、一般のコンビニで6000店が新たに酒を販売することに」こんな記事を読んでいて物流に置き換えてみた。
「本日より運送免許の自由化、車両一台の個人でも申請すれば営業ナンバー取得可能に(仮定)」こんなことも、物流の規制緩和の行き着く所かもしれない。従来荷主と雇用契約を結び、一企業のみの荷物を運んでいた白ナンバーが、営業ナンバーに変わるとしたら業界に大きな変化がおきてくる。鋼材の問屋・加工段階では自家用トラックが比較的利用頻度が高いし、運送会社から月間契約で常用として固定運転手で配送しているケースも多い。運送会社を通さずとも、やる気のあるドライバーと個別契約をすることも可能になるとしたら。
「A地点→B地点 午後7時に出来上がり、早朝迄に配達。毎日運行、輸送量は日によって変わる」 4t車の料金がそのまま貰えるなら全く問題ないオーダーだが、そんな料金はお客様はまたメタル便には期待されていない。A方面→B方面の荷物のパートナーを探すか、復荷としてB方面からの荷物を探すか。そうなると時間が時間が中途半端になる。こんな宿題をいただいたが皆であれやこれやと考えてみる。怖いのは有るパートナーとなる荷物が見つかって、安い運賃で提供できるようになってもその仕事が無くなってしまうこともあるから、慎重に進めなければならない。 カジ