四半期の決算も重なり9月末に急に車が逼迫する様になった。特に平ボディ車が大幅に不足している。一説によると、震災による被害があった東北方面へ平ボディ車が向けられて、全国的に不足しているとも言われている。
こんな時は、お客様に大変なご迷惑をおかけする。自社車両は既に満杯でそれ以上の物量は外注車両でまかなうが、それでも不足して、兎に角平ボディ車を探す状態が2~3日続く。そんな中に又、新たなオーダーの問い合わせをいただくと、返事もついついそっけなくなってしまう。そんな忙しさも数日だけなのだが。 カジ
今週から新しい仕事が2つスタートする。一つは軌道にのると現在の浦安メタル便の売上の一割に相当する仕事、小口配送の仕事だけにかなりボリュームがある。この仕事を取組むに当り現状ではドライバーや事務方の増員もしないので全員の仕事がよりハードになる。
通常は運送会社が新規の仕事に取組むと、コスト的にかなり苦労する。多くの場合はライバルの運送会社より価格を下げて受注して仕事をとってくるからである。場合によっては、コストの6割位しか運賃や保管料がもらえず、長期にわたってとんでもない赤字を背負う時もある。その一番の理由は、ライバルから仕事は取ってきても仕事のやり方はライバルと同じだからである。でも幸いメタル便は、共同配送が根底にあるので増えれば増えるほとコストメリットがでてくる。それにしてもこれから1カ月は必死の作業となる。 カジ
大阪ダイエイのレベルアップ研修
朝から一日かけてチームワーク作りの基礎となる重要な研修会。大阪で毎年行われるメタル便グループとしても大切なイベントだ。名古屋メタル便と浦安メタル便からも多数参戦している。参加者には、この日のために特別に用意された宋倉さんデザインによるイベントTシャツが支給されるので力の入れようがわかる。12グループに別かれてチーム戦で研修が進められる体力と頭を使うゲームやテーマを与えられてグループ討議するセッションもある。優勝チームには賞金も用意されている。
えぐいのは、事前に出題範囲が決められて当日の午後一時から一斉のテストがある。今回は東京都・愛知県・大阪府の市町村名の出題である。日ごろ物流に携わっており、地名を知っていることは基礎中の基礎ということでテストのテーマになった。1週間前から必死になって覚えようとしたが、かなり難しい。例えば大阪の地名を覚えても何の取っ掛かりもないのでタダの文字にしか認識できない。岸和田=だんじり祭り の特徴がある地名なら良いのだか。結局テストは惨敗に終わってしまった。でも70名のメンバーが必死になって地名を覚えたことは大きな価値がある。 カジ
トップガンの命名の由来は、映画からきている。全米各地から精鋭が集まって技を磨き、それを各基地に持ち帰ってレベルアップしていく。そんな想いが込められている。今回は大阪がホスト役になって、研修が進められてる。メタル便グループとして毎日電話でやり取りしていても、面識の無いスタッフが多いのでこの交わりは貴重である。
仕事が仲間を作るのではなく、仲間が先にあって後から仕事が生まれてくるのだと思う。
メタル便の浦安では仕事が終わった後、何人かが置き場に残って話込んでいるシーンを最近度々見受けられるようになった。遅い時は午前0時を過ぎることもある。普段から朝早くから夜遅く迄仕事をしているので、遠目に見ていて早く帰れば良いのにと気になるが、一方で何を話しているか気になる。そのことが気になって宮内君に聞いたら90%は仕事の話だそうだ。
そんな会話の中に間接的に聞いた話だが、ドライバーI君の夢には感動した。メタル便浦安が100台のトラックを持ち鉄鋼団地で活発な仕事をしており、その時には古賀君が運転手付きのベンツに乗っていると言うものだ。古賀君はミスターメタル便として、グループ全体を牽引してきた。残念ながら、私の名前が出なかったが、その頃には引退しているか、亡くなっているかもしれない。 カジ
浦安市内を見回すと、発生から6ヵ月過ぎても東日本大震災の後が所々に見受けられる。我々には見慣れた光景でも、地域外から来られたかたは胸を痛めるかもしれない。新浦安駅前のポストの横に破損したタイルが工事中であるかの様に置かれていたが、やはり独特な景色が残っている。 カジ