欧米では、制服の目的がハッキリしているようだ。海外の大きな自動車メーカーの工場でもワークマンは私服で、ドライバーもジーパン等ラフな服装が多い。ところがお客様に直結する職場では、サービスマークや会社のロゴを目立たせたカッコ良い制服を支給する。日本では仕事⇒規律⇒制服といった印象だ。今回、浦安ではメタル便ロゴがしっかり入った防寒着を支給した。防寒着というより、サービス業としてお客様を意識したスタッフジャンバーに近いかもしれない。
チームプレー、関西の吉田氏が頻繁に使う言葉だ。最初は社内に幾つかチームがあり、競いながら切磋琢磨し合うの意味と勝手に理解していたが、「全社一丸となって」の意味で使って言うようだ。メタル便は当初自車両がない状態でスタートしたが、最近は総合トラックの車両で50%位を運行するようになって関東でも頻繁に「チームプレー」と言う言葉を使うようになった。メタル便は最終積み込みが終了するまで、翌日の配達がよっぽど早い人を除き、全員で作業に取り掛かる、一見無駄にも思えるが実はこれがチームプレーの第一歩だった。金融機関に勤める友人から、金融庁の監査が入ると2~3日はその準備の為徹夜が続くことも良くあるが、その部皆が頑張るので全く苦にならないと聞いたことがある。行列も並んでいて1~2時間が苦にならないことも有るが、仮に5分位の行列でも順番が不公平だったり割り込まれたりすると、急にいらだたしいものになる。チームプレーは先ず一体感と公平であることからスタートするのではないかと思う。 話題が脱線するが、香港のディズニーランドが評判が悪いのは、来場客の列を作らない国民性も多いにあるのでは無いかと勝手に想像している。アメリカのフリーウェーを一日運転したことがあるが、日本以上に運転マナーが良いのにビックリした。ウォルト・ディズニーの魔法も通用する国と通用しない国があるらしい。
メタル便大阪で長距離輸送の打合せ。来たついでに現場も撮影をするが、夜の為オートのシャッタースピードが遅くなりスタッフの姿が捉えられない。明るい時間帯は車両は一台もなく、車両が帰って来るのは日が暮れてから。まるで忍者の様な集団だ。
お客様が午後から来社された。初めてお会いしたI氏、用件はメタル便の「ある機能」を使って、会社の物流改善をしたいとの内容だった。私は平静を装って会話していたが、実は話を聞きながら久しぶりにワクワクしていた。同席していた古賀も同じだったと思う。我々が小口混載ビジネスを継続してきた中、運営上の最大のネックの部分が、ある日気がついたら我々の強みになっていたのだ。I氏は物流の知識は浅いと謙虚な姿勢でおられたが、我々の機能を適確に捉えており、我々に大きなヒントを与えていただいた。 カジ
来週から1車、月間常用だが変則的な形でスタートする。1週間の中忙しい曜日だけ事前に決めて車を向けると言うもので、お客様は月間契約に比べ固定費は削減できる。月間契約か、一日チャーターか、スポット常用しか対応できない運送会社が多い中、メタル便ではこの様な変則的な契約を当たり前に消化できる。最近は、月間契約の「午後だけ便」「朝だけ便」も便利に使ってもらっている。こんな事にも問題なく対応できるのも小口配送のオーダーを一杯いただいているからだ。
夕方に株主の金森さんと中島さんにメタル便に来て頂き近況を報告する。報告しながら我々はまだまだメタル便をお客様に知っていただく努力が不足しているとつくづく感じた。鉄鋼団地内も頻繁に走っているし、メタル便の事務所にいるとお客様からの電話が頻繁に鳴るし、ファックスから注文がどんどん入ってくる。でも各お客様ごとの売上をみていると、一部の担当者のみから利用いただいている様な会社が多く、殆んどの担当の方にとっては空気のような存在になっている。知ってもらっていると勝手に思い込み、より知ってもらおうという努力を怠っている。両氏ともメタル便のことをいつも暖かく見守っていただき有り難いと感謝する。
1月8・9日の南紀白浜会議の決定事項を現実のものとする為に、大阪・名古屋・浜松・東京のスタッフが浦安に集合し、細部を煮詰めていく。東京⇔大阪の自車両運行も視野に入れてのコスト計算、サービスの差別化、個別案件の報告等が議題に上がっていく。白浜会議参加者は連続して休日返上のため、家庭不和ギリギリで参加しており、折角の多人数で集ったので夕方の懇親会を計画していたが中止し,会議終了後早々に解散とする。
東京⇔大阪間のラウンドで通常14万円が売上目標となっているが、コスト計算すると最低でも15万円必要であることが明らかになった。物流業界の厳しさの一端を感じた。
始早々、一枚のパンフレットを作った。キャッチコピーは「長距離も、メタル便」とした。年末に飛行機に乗っていたら、JALキャンペーンのパンフレットが目にとまった。宮里藍の写真に太い赤枠を使ってかなりインパクトがあった。 元旦にJALキャンペーンデザインの年賀状がきた。写真は宮里藍ではなく、JAL広報部に勤める後輩の伊藤君だった。 そのデザインが頭から離れず真似して作ってみた、顔写真は宮里藍は契約金が高く使いえないので、営業の古賀氏にした。このパンフレットはメタル便からのメッセージとして、請求書に同封する予定。 実は2月分も作成に入っている。キャッチコピーは「月極め常用も、メタル便」、今度は用紙の裏も使いマニアックにしてみようと思う。 カジ
南紀白浜から大阪に向かう途中、中学生の通学時間帯にぶつかる。話ながら二列で通学する自転車が目につき、ヘルメットをかぶる生徒は一人としていない。その狭い横を自動車がスピードを出して通過していく。そんな状況が気になっていた時、運転していた吉田さんが同じことを感じていたようで「事故が起き、誰かが犠牲になった時、初めてヘルメットの必要性が学校で議論されるのだろうね」と言った。大榮の会社に着くと、停車車両にはタイヤ止めがなされており、今までされてなかった更なる安全対策が施されていた。吉田社長に実施した動機をきくと「事故が起きたから、対策を考えては遅いから」と答えてくれた。 カジ
I様 先日は、やすらぎ荘での美味しい刺身の盛り合わせ、帰りの際は沢山のお土産までいただきまして、誠に有り難うございます。ただただ恐縮しております。
お陰様で、丸二日間の会議も普段とは全く異なる環境の白浜という景勝地と澄んだ空気が幸いして、今までになく充実した内容でおこなうことができました。その白浜での決定事項を現実のものとすべく、次は1月14日に東京にて、今度は大榮・アトランス・総合トラック3社合同の12名で大規模なミーティングをする運びとなりました。これも現地でI様の数々のお力添えによるものと感謝しております。
また、料亭でのI様の温かいお話の数々私自身とっても勉強になりました。企業に永く勤めることがある意味ナンセンスの様に語られる昨今、企業の成長も、そこで働く個人の成長も同一線上にあるものであることを気付かせていただきました。まだまだ、寒い日が続きますがお体ご自愛いただき、皆様の御健勝をお祈り申し上げます。 早々 梶 大吉拝
・・・ I夫婦は大榮のOB・OGで退社後も大榮の良きファンであり、良きアドバイサーでもある。今回新鋼流会の白浜合宿では、上記の通りすっかりお世話になった。大榮のやんちゃな社員も、I夫人の前では正座して話を聞く、大榮社員にとって母親の様な存在だ。 カジ