路上で見かけたトラックで荷台後方部に「ポルノグラフ取付車」とシールが貼り付けてあった。「タコグラフ取付車」をもじったジョークで、ジョークとしてもサムイ。駄洒落として許せないのではなく、このトラックでお客様やお客様の大切なお客様に配達にいくことだ。多くのドライバーが頑張って仕事をしている。こんな一台の為に、多くのドライバーが遊び半分で仕事をしている様に見られてしまうのが悔しい。
環境整備と安全講習を浦安事業所でおこなう。
大阪から辻井部長が研修参加のため東京にきてもらう。「安全への想い」が感じられる。土曜日だが午前中は積込み作業の為、本来は終日おこなわれる環境整備研修だかダイジェスト版でおこない、夕方から古賀氏を講師として安全講習会。安全確保の為の積降作業基準の徹底・危険予知トレーニング・事業所での危険回避のための改善事項等が講習される。 カジ
大手物流会社A社の支店長がメタル便に来社される。A社の創業のルールを色々と聞かせてもらう。ある意味会社の根っこ部分で、大変参考になった。A社も鋼材を多く輸送しており、話の中、東北6県の鋼材の消費量は全国の5%位と言われていた。従来から概算で関東圏40%・関西圏20%・東海圏10%と大掴みしているので、5%は私自身うなづける数値だ。東北が広域であるだけに、小口物流の視点では厳しいエリアだ。
メタル便の事業展開を、企業研修の事例として取り上げてもらうことになり、私と小池氏とペアーで12月に講演をする。その件で、小宮コンサルタントの瀬川さんが打合せに来られる。瀬川さんからのリクエストを聞きながら、メタル便を自分自身で整理してみる。「鋼材の共同配送」という明確な目的があったので理解者や協力者に恵まれたこと、新鋼流会が実質的な機能部分に加え従来の企業提携ではない互いのリーダーシップを生かし合える関係を持てたこと、有ることが難いことを再認識し感謝する。その中でこのホームページの存在も重要な意味をもっている。グットタイミングにkappe社の川村君と大須賀君も担当交替の挨拶にこられ、定家君を交え6名で、一つのキーワードをテーマにゲームをする。メタル便のホームページも今日のゲームも、ある意味お互いの温度調整をしているかもしれない。 カジ
ここ数ヶ月で、メタル便のお取引先のお客様からの相談が結構多い。その相談のきっかけを色々と分析すると、①ご担当が転勤されてそこでの物流改善の相談か、②従来の仕事に新しい仕事が増えたことによるもののどちらかのようだ。キーワードはお客様の「環境の変化」かもしれない。東京・名古屋・大阪に起点があるので、かなりの問題は対応できる。今週は、古賀氏が960キロ彼方のお客様にその件で打合せに行っている。先日小池氏から聞いたある話を思い出した「海から陸に上がった動植物は藻が最初。藻は陸に上がろうと、何年億年も毎日チャレンジしていたが、ある日地上の環境が変化した時に見事に成功した。そして今、我々がいる。大切なことは毎日毎日チャレンジすること。」藻君を模範をして見習おう。 カジ
多店舗の飲食店を経営・管理する友人から聞いた話で「うちの会社にとってのライバルは、いまや同業者でなない。例えば、休みの日に家族で何処にいくか、どんなイベントにするか、それ自体で何処で食事をするか決まってくる」「近隣の同業レストランがどんなメニュー?価格?はあまり関係なくなってきた。それ以前に地域の選択が先にあるから」。自分自身もどこかで会食をしようとする時に、そのレストランの持つイメージ(アットホーム・クール・ゴージャス・モダン)を優先する。料理や価格や地域は二の次。先日渡辺氏が東京にきた時、夕食を一緒にと声をかけてもらった。新鋼流会の中では東京は一応私のテリトリーなので選択権は私にあり、サウナで待ち合わせてその中で飲食することにした。その日の私のテーマは「リラクゼーション」だったので。業界の中だけの競争で判断すべきではないかもしれない。4月引越した時、アート引越センターに依頼したが、彼らは「引越し」というお客様のイベントを心地良くプロデュースしていた。スタッフは作業員ではなく、ディズニーでいうキャストであった。物流業ではなく、冠婚葬祭業に近い業態かもしれない。
葛西駅のロータリーに面した床屋、散髪中にオーナーとホームページの話題になる。「会社のホームページ作成にいくらかかった?」「何年前から初めているの?」「反響は?」 熱心に聞いてもらうので、聞いた話をあたかも自分か経験したように知ったかぶりをする。「肝心なことはエッジを立てること、範囲を限りなく狭くして、この店のハサミは何処物とかのこだわりを出す、その分野において日本一いや世界一になれるコダワリを明確にする。染材でも整髪でも何でもよいが一つに絞り。」「歯医者も数か多い業界、そこで光るホームページにするには、エッジ立てること」「でも、一方で関心のある顧客が、ホームページを見にきた時に、自分達のサービスをキッチリ説明できる内容や情報も公開していないとダメ」・・・。一時自分がえらくなったような気がしたが、帰り際、何となく空しかった。 カジ
U氏より、最近の鉄鋼全般の動向を約1時間半ご教授いただく。海外ミルの寡占化が進む中のミッタルやポスコの動向とアジアの中におけるる日本のポジショニング、鉄鉱石やエネルギー事情、国内のメーカー・商社・流通の再編、トヨタ・現代自動車の戦略、国内景気、少子化の影響、市中品とひも付きのここ数年の傾向、鉄鋼難民の救済等・・・。大変に参考になった。日々の対策も大切だが、長期的動向を直視し、その中で我々が何が出来るかを再認識し、迷わず実行していくことが重要なんだなと実感した。
メタル便大阪に来るのは久しぶり。事務所の端にサンドイッチが数十個ケースに入って置かれているのを発見。「何に?」と聞くと、社員がお腹が空いた時のオヤツだと言う。前社長の提案で、コンビニが近くないので大阪北港に移転して以来の慣習で、無料で自由に取って食べて良いのだそうだ。社員以外でも、集荷に着たドライバーも食べるそうだ。吉田氏は「経費削減項目の一つとして毎回議題にあがるが、熱心に配達してくれるパン屋さんの顔を思い出すと結局継続になる。会社が存続する限りは続くかもしれない。」と説明してくれたが、「働く皆さん、毎日有り難う」が本心だろうし、「会社が存続する限りは、働く皆に感謝し続けたい」が継続の真意と感じた。11時から、吉田氏が産業新聞社の取材を受けたので、同席する。 カジ