体操競技では、新しく難易度の高い技に対して「カサマツとび」「モリスエ」の様に開発した人の名前が付く。約一ヶ月程前、納品先で荷締めをほどいた際荷物がくずれてドライバーがケガをした。直後、新里が出荷先であるお客様の工場にお伺いし、再発防止のため協議をした。工場サイドから「今までは同種の事故が起きてないので、再発防止の決め手は運転手の技量ではないか」との意見もあったが、あくまでも弊社は安全の標準化と積込方法改善を要求した。説得の末ご理解いただき、積込方法改善が夏の炎天下の現場で議論された。一時間位の試行錯誤の結果、新里発案の荷締め方法が採用された。昨日一ヶ月ぶりに工場に行くと、その荷締め方法が安全であると評価され、励行されたいた。何だか嬉しく、我々内輪で、その荷締め方法を「シンザト締め」と命名することにした。 カジ
村瀬が事故に遭ってから早くも1ヶ月が過ぎようとしております。沢山の方々に心配をかけ、ご迷惑をかけまして本当に申し訳ありません。本日集中治療室から大部屋にでましたが、残念ながら意識は戻りません。時折、目を開け眉間にしわを寄せるようなしぐさをしてみたり手足を無意識に動かしたりしています。事故直後の痛々しい姿よりは、今は大分見られた顔になりましたが、挿官チューブを抜いて気管切開をしましたので、あの元気な村瀬からは皆さん想像が付かないのではないのでしょうか?今日から高気圧酸素治療も始まり、リハビリも入院の翌日から開始しております。まさか自分の病院で主人のリハビリをするとは夢にも思いませんでした。もちろん担当は別の人にお願いしました。まだ、熱が出たりしていますが、一命は取り止めたのだと思います。これからは、ゴールの見えない介護になると思いますが、子供達と家族協力しながら、ゆっくりと歩んで行きたいと思います。今後の目標は、来年の夏福祉車両を購入して、主人を北海道に一度は帰してあげたいと思っております。叶わぬ目標かも知れませんが、ゆっくり頑張ろうと思います。メタル便のホームページを見るたびにクレーンの屋根、村瀬が作ったものが映っていることに喜びを感じております。
メタル便・総合トラックのますますのご発展を願っております。
村瀬 恵子
メタル便東海のお客様である、佐久間特殊鋼様の本社新社屋を見せていただく。従来駐車場だった場所に建替えたもので、東海地震対策も建替えの要因だったそうだ。空間がゆっく取られており、フリースペースも多い。室内の色彩も明るく綺麗で、「既存の固定概念にとらわれてはダメだ」との社長の想いが込められていた。
東海で午後7時からミーティング。細川・古賀のスタッフに加え、渡辺・高橋・吉田・梶の6名。メタル便東海のことが中心議題だが、各自の意見の中に新鋼流会各社の近況や事情が見え隠れして面白い。印象に残った言葉は、攻めか守りか、ドライバーとのコミニュケーション、ダウンサイズリスク、流れを作れば商品は集まってくる等。 終了後、吉田氏・古賀氏とサウナに。汗を流した後のビールは格別。
7月24日(土)に主人が事故に遭ってから今日で17日が過ぎようとしております。入院当初週間は、病院についておりましたが、このままでは3人と主人を養って行く事に自信が持てず、今は働きながら毎日仕事が終わり次第病院に通っています。手足が硬くならないようにリハビリをはじめ、少しでも頭の刺激になるように、子供達や母が声をかけております。ヒゲを剃ったり、手足を洗ったりもさせていただいております。事故直後は、会わせたい人がいたら連絡してくださいと看護婦さんに言われ、まるでドラマの一部分を見ているようでしたが、主人のはれて血の後や傷を見て現実に引き戻され、何故主人が・・・。という思いでした。私もただ泣くことしか出来ず、2時間置きに主人のもとヘ行っていました。当たり前のように仕事をし、当たり前のように家族で食事をしていたことが、今は出来ません。運命のいたずらにしては、少しばかり代償が多きすぎました。
1番下の子供はただ泣くだけで主人に触れる事ができず、長男は、歩けなくても、目を開けなくても生きているだけでいいと泣きじゃくり、主人に1番怒られた長女は、1番の理解者をなくし、今だ現実を信じることが出来ません。私も少しずつ障害の受要を受け入れ、ありのままを見ていく決心がつきました。沢山の幸せと総合トラックの皆様をはじめメタル便の皆様そして多くの方に励ましていただき、いつまでも泣いていてもしょうがない。主人もそんなことを望まないし、明るいがモットーとしていましたから。家に帰って来ても仕事の事ばかりで運転手の方の心配や雨が降ったら日曜日でも祭日でもメタル便に行って荷物が濡れないようにシートをかけに行ったりとメタル便のことが頭から離れていず、私が意見を言っても聞き耳を持たず、心配ばかりしていました。本当に皆様に恵まれ幸せな人だと思いました。今後は状況が落ち着いてくれば、私の勤務する葛西循環器脳神経外科病院に転院して、近くで見ていこうと思っております。
土曜日に人口呼吸器は、外れましたが挿官チューブは入れたままで意識はまだ戻っていません。おおきな山は超えましたが、本人の生きる力だと思います。いつの日か、本人が目覚めて意識が戻る事がありましたら、夫婦そろって皆様にお詫び安行に回りたいです。主人の元気な時の写真をホームページで見れて幸せです。皆様の心温まるお言葉を頂き心よりお礼申し上げます。
また、葛西の病院に転院してきましたらご連絡させていただきます。
本当にありがとうございました。
村瀬 恵子 youki30302002@yahoo.co.jp
メタル便のほぼ創業から携わっていた村瀬君の休みは、色々な所に支障が起きている。仕事に穴をあけないようにスタッフが協力し努力するが「村瀬さんいる?」の電話が多く、お客様の件数が多いだけにお客様とのコミニュケーションに不安を感じる。役に立たないが私自身このところメタル便の事務所に居る時間が多くなった。 メタル便のカウンターには籠に入れて飴が置かれてる。夕方から夜にかけての作業が長いため、ドライバーが空腹をまぎらすためよく口に入れる。ある日気が付いたら飴の籠が空っぽになって端に置かれていた。「あ、これも村瀬君がやっていたんだ」と気づき、慌ててスーパーに飴を買いにいく。 カジ
神宮外苑で、まっくらな空間を聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験するダイアログ・イン・ザ・ダーク・in東京(http://www.dialoginthedark.com)の展覧会に友人と一緒に行き、暗闇を体感してくる。ドイツで始まったワークショップで世界で何度か開催されている。今後体験する人の為に、内容は話さしてはダメだそうだ。暗闇がこんなに神経を研ぎ澄まさせるとは思ってもみなかった。我々の体験は一時間で終了したが、一生この環境でいる人を思うと感慨深い。とにかく貴重な体験だった。 カジ