自動車部品関係の物流会社社長から「平ボディですか。特殊車輌ですね」と言われたことがあります。言われて見れば東名阪を走ると営業車のほとんどがバン車かウイング車。ここ数年で知り合いの会社でも車輌入れ替え時には平ボディ車から相当数がウイング車に切り替わり、大型車になるとその傾向は顕著。紙業界でも、水濡れへの不安や積込場でシート掛けの時間が無駄との視点から、平ボディ車が敬遠されています。雨の日なら二重シート作業で30分位の時間が必要とされるので無理もありません。
平ボディ車のメリットとデ・メリットを改めて列挙してみます。
【メリット】
・クレーン下での積込みが可能
・ウイング車に比べ積載量が多く取れる
【デメリット】
・ケースモノを積む際、シートサイズが積載量の限界になる
・雨濡れの心配がある
・シート掛け/シートはずしに時間がかかる
・連日の雨だと乾いたシートの確保が困難
・シート作業、運転手募集時に敬遠される
・鉄や重量物=油や錆のイメージ→食品に敬遠される
列挙するとやはりデ・メリットの方が数が多くなります。
メタル便はそんな中、毎年平ボディ車を着実に増車しています。2013年夏以降は物流業界の平ボディ車不足は顕著であり、お客様も車の確保に深刻な日々が続いています。これからも、お客様のご要望に答えるべく、平ボディで頑張ります。