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[ 関東 ] カウンターの奥

総合トラックの用件で、久しぶりに鮫洲の関東陸運局東京支局にいく。輸送課にはカウンターごしに4~5名の担当の方が相談やら書類提出を受付ける。カウンターのすぐ手前に長いすがあり順番待ちの人が並ぶが、距離がないので用件が聞こえる。新規の営業する企業が2社ほど相談にきているようだ。用件が複雑になると、カウンターの奥に通される。過去に2回通されたことがあるが、奥に入る時は通常あまり良い用件ではない。一回は20年位前に過積載の件で呼び出された。当時弊社では鋼材輸送が主で、担当官より「過積載をしたこと有りますか?」と聞かれて「たまに有ります」と答えると、「たまにはで、無いでしょう。」と手書きの台帳を見せてくれた。そこには首都高速の入口の台貫の過積載記録が転機されており、台帳をめくりながら、担当官が「ここに貴社の名前がいっぱい書かれているがこの台帳は貴社専用ではないのですから」と皮肉も言われた。それでも、大らかな時代だったのか、注意だけで終わった。それ以降徐々に過積載の取締りも厳しくなっていく中、お客様に状況を説明し理解をいただきながら積載トン数を徐々に落とし、定量になるまで3年の歳月がかかった。現在では4100kgで大型車を手配してもお客様は納得される。メタル便をスタートさせて、お客様から自家用トラックで多少重量オーバーさせる時もあるよとの話を聞くと、昔を思い出し何となくレトロな印象を受ける。あともう一回は、重大事故の報告(総合トラック2005/10/14の日記にその件は記載)に行った時、カウンター奥に通された。
順番を待ちながら、そんなことを思い出していた。 カジ

[06.05.01]