なぜ路線・宅配業者が長尺物・重量物を運ばなくなったか
路線・宅配業者が長尺物を運ばなくなって、お客様から問合せをいただき弊社の料金を提示すると、ほぼ一律に「高い」という感想をいただく。実際に路線・宅配業者が運んでいた時は、安い運賃で運んでいた。弊社の料金ベースになる考え方は、輸送原価を荷物の使用スペースや重量に準じて案文している。利用頻度が高くても割引きはしてない。路線・宅配業者が法人に対して安い料金で運べたのは、メール便をはじめとする少量貨物で一定の運賃収入を確保して、余ったスペースは安い料金の長尺物等で荷台をうめていた。一端少量貨物が積めないほど増えてくると、長尺物等を断るのは自然の流れである。
最近航空会社間のアライアンスが進み情報共有が進む一方で、飛行機の小型化が進み、需給を的確によむことにより空席が格段に少なくなったという。かつてはビジネスクラスへのアップグレードがあったが、その様なケースも少なくなってきた。高いクラスのシートは正規料金で販売でき、エコノミークラスも満席にしている。おのずと空席をうめるための安売りが少なくなってきた。