鉄鋼新聞社の太田記者の講演会、鋼材流通・加工業界全般の市場動向や業界における系列・グループ化の動き、海外戦略などの講演を聴く。第一線の現場で取材されてきた太田さんだけに、具体的の内容も濃く聞き応えがあった。会場の聴講者の中にも、メタル便を日ごろ使っていただいているお客様も多くいらしており、休憩時間に挨拶させていただいた。
配布されたいくつかの資料の中で、年度別普通鋼材の国内向け地域別受注数をグラフにしてみた。(全国鉄鋼販売連合の用途別統計委員会の資料で、単位は1,000t)。この20年で鋼材販売が半減しており数字からも空洞化がもうなずける。市場が半減しているいる点では物流業界も同じ悩みを抱えており、太田さんの示される打開策も我が社に問われている様で切実に聞かせてもらった。
メタル便の配送エリア(北海道・関東・東海・関西)で、丁度70%の消費地を自社配送網で網羅していることになる。
この数値をみても、小さくなる鋼材のマーケットでの共同配送の必要性を感じる。