運送会社の運転手を色々な現場で観察すると、二種類に分類できる。お客様に「感謝して」仕事をする運転手と、お客様とは対等の立場で「仕事をしている」という意識の運転手。
どちらに属するかは運転手の気質よりか、運送会社の体質に起因している部分が多いかもしれない。前者の様な考えの運転手が多い会社はチームプレーで仕事に取り組み、後者は運転手の個人プレーに頼るところが多い会社である。良い悪いは別問題として、一人の運転手が固定した車両で固定した仕事をおこなう様になると、後者の考え方が生まれやすい。経営幹部と運転手のコミニュケーション(定期的なミーティングや教育)がしっかりしている会社は前者に属する場合が多いと感じる。
個人的には前者を「運送会社」と呼び、後者を「運送屋」と呼び区別している。メタル便各社はチームプレーが前提なので、自ずと前者に属している。
運転手の二種類に分類、お客様に「感謝して」仕事をする運転手と、お客様とは対等の立場で「仕事をしている」という意識の運転手。
意識の違いは、現場ではちょっとしたところに表れる。前者は、お客様から仕事を指示された時や作業終了時に自然と「有難う」の言葉か出てくる。後者は、指示された時「はい」とか「わかりました」とかが精々で、場合によっては不満をぶつける。終了時は特に挨拶なく去っていく。お客様は接してみてどちらが感じが良いかは一目瞭然である。
一方で後者が中途半端な仕事をするかと言うと決してそうでなく、プロとして責任感のある立派な仕事をする人も多い。でも、感謝して取組んでも、無愛想に取組んでも、やる仕事量は一緒である。私は、どうせ同じ量の仕事をするなら・・・と思うのだが。