「交通事故死者は4914人。9年連続で減少し、57年ぶりに5000人を下回る。」と言うニュースが報道された。過去最悪だった1970年の1万6765人と比べ、29%の水準まで減っている。飲酒運転、シートベルトの着用等安全に対する取締りは年々厳しくなる。
古賀より、あるお客様はコイルを運ぶ時の安全基準が非常に厳しいと聞く。飲料メーカーの飲酒に対する取り組みも半端ではなく、入庫車両全部に毎回のアルコールチェックをおこなう。だから飲料を運ぶドライバーは、車庫を出るとき、積込時、配達時に3回のチェックになる。飛行機に乗ると毎フライトにシートベルト着用と非常時の避難方法ビデオが流れるが、世界中で実際にその場面にそのケースに出会うのは1件有るか無いかだと思う。でも営業トラックの運行や作業基準も、命の尊さを尊重して、そのレベルになってきている。
先日ある取引先で転落事故が起きドライバーが骨折したが、即座にそこに出入りする全ての運送会社が召集され今後の取り組みに関する安全対策会議がもたれた。その後工場に出入りする際の安全基準が数項目追加された。自動車メーカでちょっとした輸送品質で問題が発生すると、事故顛末書の受理まで何度も再提出を求めらて、書類の作成まで最低50時間は費やすという。そして、そこに書き込まれた今後の事故対策は実施が求められ毎回ハードルは高くなる。 カジ